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	左の図のようにカカトが内側(体の中心に向かう)に傾くことを踵骨の内反と言います。踵骨が内反すると体重が足の外側に掛かるため、脚が外側に倒れて、Ｏ脚になってしまいます。
	左の図のようなＯ脚になると、膝が体の外側へ開くため、膝関節の内側に荷重が掛かり、内側の骨を磨耗させて変形性膝関節症を起こします。 両膝の内側が痛み、足の小指が内反小指を起こし、小指の付け根が外反母趾のように腫れることもあります。また、捻挫しやすくなったりします。 たかがＯ脚と軽視せずに、歩くと膝に痛みを感じる方は、踵骨が内反していないかチェックしてみるとよいでしょう。
	これは、変形性膝関節症の方の膝のレントゲン写真です。 矢印で示した部分の膝関節の内側に隙間がなくり、骨と骨とが接触しています。膝の内側の半月板が磨耗したため、外側に見られるような隙間がなくなっているのが分かります。これが膝の内側に痛みを感じる原因なのです。 対応策として足の外側を持ち上げるアウターウェッジという補正をすると、膝の痛みを軽減することができます。
	人の体は完全に左右対称ではありません。腕や足の長さ、大きさも微妙に違っています。 ところが、その差があまりに違ってくれば〈２〉、トラブルの原因となります。たとえば、腰痛の原因として脚長差が関係することがあります。脚長差とは文字通り、脚の長さの違いのことですが、脚部の骨折や股関節の脱臼等による脚長差と、歩き癖や偏った姿勢を続け、脚の骨格や筋肉が縮んで骨盤が傾斜して起こる見かけの脚長差とがあります。脚長差が起こると、長い足の方に負担が掛かり過ぎたり、骨盤のアンバランスから腰への負担が大きくなり、腰痛で悩むことになります。 対応策として、短い足の靴底に補高〈３〉をしてバランスをとるという方法があります。
	左足が短い方のために加工されたスニーカーです。

有限会社ロビンフット

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